PD4-Aシリーズ

「PD4シリーズ」に新たな機能を追加して、製造現場の使いやすさを向上させた
デジタル電源「PD4-Aシリーズ」。

特長

特長

  • ◆常時点灯、ON / OFFモード、ストロボモードに対応。
  • ◆照明出力容量は30 W / 120 Wをご用意。
  • ◆チャネル数は30Wは2チャネル / 4チャネル、120Wは8チャネル、から選択が可能
  • ◆外部制御はイーサネットタイプ / パラレルタイプから選択が可能。
  • ◆トリガー入力信号、パラレル入力信号は、NPN / PNP両接続、5~24V入力に可能。
  • ◆1,024段階の調光設定が可能
  • ◆PWM周波数500 kHzのモードに切替が可能
  • ◆全タイプ自然空冷式で、設置性を向上。

※PWM周波数500kHzのモードの場合は、256段階の調光設定になります。

多彩な照明制御機能

  • ◆シーケンス制御機能を搭載し任意のパターン点灯が可能。
  • ◆PLCのリンク機能に対応し、PLCとの連携が容易に。
  • ◆トリガー出力機能を搭載し、カメラと照明の同期を簡単に行うことが可能。
  • ◆レシピ設定機能で、照明設定のパラメータを最大8つまで保存可能。
  • ◆アプリケーションから稼働状況や動作ログなどの情報をリアルタイムにモニタリング。

PD4 / PD4-Aのラインアップ

PD4-AはPD4のラインアップを拡充し、新たな点灯制御機能を搭載したシリーズです。

シーケンス制御

任意のパターンで照明の点灯が可能

最大16ステップの点灯制御設定を登録することができます
例えば、バー照明による4方向からの照射や、分割発光照明を使用する際に、
各チャネルの点灯パターンを記憶させ、トリガー入力によって点灯・消灯の切り替えを実行できます。

任意のパターンで照明の点灯が可能

トリガー動作モード設定値による照明動作の違い

最大16ステップの点灯入力を登録することができます。
1トリガーに対し1ステップ、あるいは1トリガーに対し複数ステップ(Nステップ)ずつ
シーケンス動作を行うことができます。

■PD4-A限定搭載機能
  • 点灯パターンに追加して調光値、点灯時間も各ステップに設定が可能
  • 点灯パターンの実行順を変えたり、複数回実行する機能を追加(最大32回)
  • トリガー動作モードにトリガー入力でシーケンス番号が切り替え可能なモードを追加
トリガー動作モード設定値が
  「1トリガー 1ステップシーケンス動作」の場合
「1トリガー 1ステップシーケンス動作」の場合
トリガー動作モード設定値が
 「1トリガー Nステップシーケンス動作」の場合
「1トリガー Nステップシーケンス動作」の場合
シーケンス制御の活用例:フォトメトリックステレオ法を用いた撮像

ワークに対して複数方向から照射し、各方向ごとに撮像します。
各撮像画像の差分から、凹凸情報のみを強調したり、模様のみを抽出した画像の生成が可能です。

フォトメトリックステレオ法を用いた撮像
柄のあるタイルの文字検査
フォトメトリックステレオ法を用いた撮像 ワーク:タイル
柄を除去して凹凸を抽出することで、
文字認識のしやすい画像取得が可能。
ゴム成形品の凹凸撮像
フォトメトリックステレオ法を用いた撮像 ワーク:ゴム成形品
ゴム成形品の凹凸を強調して、
文字認識のしやすい画像取得が可能。
ヒートシール検査
フォトメトリックステレオ法を用いた撮像 ワーク:顆粒包装
柄やハレーションを除去し、
ヒートシールの凹凸情報を取得。

詳細はオペレーションマニュアル「4.4 シーケンス」を参照ください。

トリガー出力機能

電源からトリガー信号の出力が可能

カメラへのトリガー信号として本機能を使用することができます。
PD4-Aのパラメータを設定するだけで、照明とカメラの同期調整を行うことが可能です。

■ トリガー出力の活用例

トリガー出力の活用例:電源が、光電センサからの信号を受け、LED照明の点灯制御とカメラへの撮像命令信号を出力する。

■ トリガー出力信号接続例

トリガー出力信号接続例

※1 ノイズ対策用フィルターの設定時間

レシピ設定機能

照明設定のパラメータを最大8つまで保存可能

チャネルごとの調光値など、検査に応じたパラメータ設定を事前に登録しておくことで、
レシピの呼び出しだけで簡単に設定変更が可能です。

照明設定のパラメータを最大8つまで保存可能

専用アプリケーション

設定用アプリケーション

照明の様々なパラメータを直感的に設定することが可能

PD4-Aシリーズ本体には調光値やON/OFF設定などの基本的な機能に限定した
簡易モード」と「通常モード」の2種類のモードを搭載し、
本体で設定したモードと同じモードのアプリケーションが自動で起動します。

簡易モード
設定用アプリケーション:簡易モード

調光値や基本的な照明設定、
照明出力へのトリガー入力割当などが可能です。

通常モード
設定用アプリケーション:通常モード

簡易モードのの機能に加え、
シーケンス制御やリアルタイムモニタリング機能など、
PD4-Aシリーズのすべての機能を設定できます。


動作環境 : Windows10(64bit)、Windows11 / .NET Framework 4.8.1
※アプリケーションは型式一覧よりダウンロード可能です。
※このアプリケーションはPD4-Aシリーズ専用です。(PD4シリーズには使用できません。)

型式・ラインアップ一覧

通信機能

PLCCOM通信

PLCのリンク機能に対応し、PLCとの連携が容易に

イーサネット用の複雑なコマンドプログラム作成が不要となり、
簡単に照明の制御や各種データの読み取り・書き込みができます。

PLCCOM通信なし [従来電源の場合]

照明の各種パラメータを設定するために複雑なコマンドプログラムが必要

PLCCOM通信なし [従来電源の場合]
PLCCOM通信あり [PD4/PD4-Aの場合]

PLCのリンク機能と接続ができるので、 簡単なコマンドプログラムで照明の各種パラメータ設定や制御が可能

PLCCOM通信あり [PD4の場合]
PLCCOM通信の仕様
MCプロトコル対応PLCの場合 FINSコマンド対応PLCの場合
●デバイス:データレジスタ
●プロトコル:MELSEC-Q シリーズのMCプロトコル
●フレーム:3E フレーム
●送信コード:バイナリ
●トランスポート:TCP またはUDP
●I/O メモリ:DM エリア
●プロトコル:FINS コマンド
●送信コード:バイナリ
●トランスポート:TCP またはUDP
●FINS ノードアドレス:
 TCP 設定の場合、 PLC によって自動割付されたアドレス
 UDP 設定の場合、本製品のIP アドレスの第4 オクテット
(例えば、IP アドレスが192.168.0.123 のとき123)

詳細はオペレーションマニュアル 7.3 「PLCCOM通信の概要」を参照ください。

USB通信

USBコネクタを搭載し、外部制御機器と接続した状態で、PCとのデータ通信が可能

USB通信により各種設定や動作の検証が可能です。

■USB接続イメージ

USB接続イメージ

オプション

ケーブル(別売)

PD4/PD4-A専用ACケーブル(型式名:ACC-JIS-125-7-M4-2)
PD4/PD4-A専用ACケーブル(ACC-JIS-125-7-M4-2)

ACコードは日本国内AC100-120V専用です。
末尾に「 -NC」が付かない型式には、同梱されています。
   例:PD4-3024A-4-P-NC(当ACケーブル付属なし)
     PD4-3024A-4-P(当ACケーブル付属)

ACC-JIS-125-7-M4-2

パラレル通信用外部制御ケーブル(EXCB2-FX40-3)

パラレル通信による外部制御を行う場合に使用します。

EXCB2-FX40-3

ツール

アプリケーションノート

PD4-Aの機能を使った応用事例や技術的な解説をまとめたアプリケーションノートを配布しています。

タイトル 機能分類 ダウンロードページ 最終更新日
ステップ毎に調光や点灯時間を変更するシーケンス制御 シーケンス

CPAN0001

2025/3/7
2種類以上のシーケンスを同時に運用するシーケンス制御 シーケンス

CPAN0002

2025/3/7
各ステップを任意の順序で実行するシーケンス制御 シーケンス

CPAN0003

2025/3/7
シーケンス制御における個別点灯確認 シーケンス

CPAN0004

2025/3/7
1回のトリガー入力で実現できる複数枚撮像検査 シーケンス、トリガー出力

CPAN0012

2025/3/7
トリガー出力の動作モード トリガー出力

CPAN0005

2025/3/7
トリガー出力機能を用いた簡単なカメラとの同期方法 トリガー出力

CPAN0006

2025/3/7
PLCCOM機能を使ったPLCとの通信方法
(三菱電機社製PLC編)
PLCCOM

CPAN0007

2025/3/7
PLCCOM機能を使ったPLCとの通信方法
(オムロン社製PLC編)
PLCCOM

CPAN0008

2025/3/7
PLCCOM機能の簡単設定モードを使ったPLC通信 PLCCOM

CPAN0009

2025/3/7
PLCCOM機能を使ったPLCとの通信方法
(パナソニック社製PLC編)
PLCCOM

CPAN0013

2025/3/7
PLCCOM機能を使ったPLCとの通信方法
(キーエンス社製PLC編)
PLCCOM

CPAN0014

2025/3/7
ファームウェア切替機能における「簡易モード」の機能内容 ファームウェア切替

CPAN0010

2025/3/7
内部トリガー機能を用いたカメラとの同期確認方法 内部発振機能

CPAN0011

2025/3/7

製品カテゴリ

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