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2013.09.20
画像処理用LED照明の光生物学的安全性評価について
1.画像処理用LED照明の光生物学的安全性評価について
2006年に国際電気委員会から、IEC 62471「ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性に関する規格」が発行され、LED照明もこの規格の適用範囲に含まれました。
IEC 62471は、光生物学的安全性評価のためのガイドラインで、皮膚や眼球に対する光の危険性を評価する際に使用される国際規格です。
光生物学的リスクについては、生物学的傷害の度合いに応じて4段階のリスク(危険度)に分類されます。
弊社では、画像処理用LED照明について以下の評価項目に対してリスクの分類を実施しております。(適用規格:IEC 62471 Edition 1.0 (2006))
「評価項目」
光生物学的リスク
1) 目に対する近紫外放射傷害
2) 青色光による網膜傷害
3) 小形光源の青色光による網膜障害
4)網膜の熱傷害
5) 網膜の低可視光熱傷害
6)目の赤外放射傷害
7) 皮膚の熱傷害
リスクの分類
1) Exempt(危険度免除):何らの光生物学的傷害も起こさないもの
2) Low risk(低危険度):通常の行動への制約が必要になるような傷害を引き起こさないもの
3) Mod risk(中危険度):嫌悪感及び熱的な不快感を伴う傷害を引き起こさないもの
4) High risk(高危険度):一時的又は短時間の露光によっても傷害を引き起こすもの
2. シーシーエスの取り組み
弊社では、LED照明を安全にご使用いただくために、各照明に応じてリスクの分類をしております。
LED照明のご購入をご検討、またはご購入いただいた製品のリスク情報をご確認の際は、
画像処理用照明LED製品情報ページに掲載しております、各LED照明の仕様欄をご参照ください。