「省スペース化」と「複数検査を簡単に」を
両立させる新たな方法

(2025年3月)

近年、画像処理検査を多くの工程で導入し、省人化を図るケースが増加しています。
一方で、検査項目を増やし、多数の検査を行なおうとすると、照明制御が
どうしても複雑になり、大掛かりな構成になってしまいます。
そんな課題を今回も、いつものコンビがズバッと解決します。

登場人物

  • ライティングコンサルタント Aくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
  • 営業マン Bくん・・・元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
  • G主任・・・電子部品の製造装置で検査工程の改善を進める担当者

今日はお客様の工場に訪問し、現場でのお困りごとを聞きに来たAくんとBくん。
さあ、今回は一体どんな展開が待っているのでしょうか?

営業 Bくん

「ぶわーっくしょん! ぶわーっくしょん!!」

 

Aくん

「相変わらず豪快だな~、花粉症対策しろよ~。」

 

営業 Bくん

「してるんだよ!今日は花粉多めっていうから、実験室に転がっていたUV保護メガネを

 装着して鼻にもティッシュ詰めてきたんだけど、効果ないな。」

 

Aくん

「お前の花粉症対策、行き当たりばったり過ぎるだろ!」

 

営業 Bくん

「そんなことないぞ。花粉症に効くと噂の食材、ヨーグルト、バナナ、キムチ、納豆、

 カルダモンを入れた特製スムージーも作ってきたんだ。これでたぶん大丈夫だ!!」

 

ごくごく。

 

営業 Bくん

「ぎゃー!この世のものとは思えないマズさだぁーー!」

 

Aくん

「全部混ぜたらそうなるだろ!

 ほら、のたうち回ってる間にお客様の工場に到着したぞ!」

 

 

ピンポーン...。

 

 

Aくん

「ごめんくださーーい!!」

 

G主任

「やあ、よく来てくれたね!さっそく現場の製造ラインへ案内するよ。

 Bくんは、この特注ビッグサイズのクリーンルームウエアに着替えてね。」

 

営業 Bくん

「お気遣いありがとうございます!前回ご用意いただいた服、

 屈んだときにビリビリに破っちゃってすみませんでした!」

 

G主任

「そのサイズなら屈んでも大丈夫かな…?それじゃあ、こちらへどうぞ。」

 

営業 Bくん

「おー!この装置、カメラと照明がいっぱい付いていて、すごい検査してますね。」

 

G主任

「そう、今日相談したいのはまさにこの装置なんだよ。

 この部品の表裏面の検査と 端子の曲がり検査、部品実装後の外観検査など

 トータルで5項目検査してるんだけど、もうひとつ異品種判別検査を追加したいんだ。」

 

Aくん

「かなりキツキツの状態なので、スペースの余裕がありませんね。

 照明は小型で何とか入れ込めますが、照明の電源を置くスペースが取れなさそうですね。」

 

G主任

「そうなんだよ。装置の小型化も大きな課題のひとつになっていて、

 いまは各工程の照明ごとに独立した電源で制御してるんだけど、

 台数が多いと結構場所をとられちゃうんだよね。」

 

Aくん

「6つの検査を電源ひとつで制御できるようにしちゃいましょうか?」

 

G主任

「え?そんなことできるの?現状はひとつひとつのの検査を複数条件で点灯させながら、

 いくつもの照明のバランスを取って検査しているんだけど。」

 

Aくん

「実は、そんな複雑な検査にピッタリな電源、PD4-Aシリーズが出たんです!」

 

G主任

「確かにコネクタはいっぱいついてて、たくさんの照明をつなげられそうではあるけど、

 今までにも似たような形状の電源があったけど、それとは何か違うの?」

 

Aくん

「はい。見た目はこれまでの電源と似ていますが、中身が大きく進化しています。

 持参した照明たちを繋いだ簡単なデモをご覧ください。」

 

 

ゴソゴソ、ゴソゴソ...。

 

 

Aくん

「お待たせしました。すべてのチャネルを使い合計8台の照明を繋ぎ

 設定しましたので、点灯させてみますね。」

 

パチッ(電源ON)

G主任

「おお!それぞれの照明が別のタイミングで点灯したり消灯したり繰り返しているね!

 どこで制御してるの?」

 

Aくん

「はい。制御するモードが混在していても

 チャネル個々に工程別の設定値を登録できるレシピ機能を搭載しているので、

 複雑な制御もお手のものです。」

 

G主任

「それはすごいな!でも、うちの工場ではストロボモードで使うことが多いんだけど、

 これだけ複数の制御を1台の電源でやるとなると、カメラのトリガー信号の

 タイミングとか合わせるのは、結構骨が折れそうだなぁ。」

 

Aくん

「ご安心ください!PD4-Aシリーズはトリガー出力機能も搭載されているので、

 カメラと照明の同期も随分簡単に行なえますよ。」

 

G主任

「それはありがたい!毎回タイミングが合わずに画像取り込みできなくて困っていたので、

 それが解消されるのはすごく助かるよ!」

 

Aくん

「それ以外にも、専用アプリケーションソフトから、

 稼働状況や動作ログなどの情報をリアルタイムにモニタリング可能ですし、

 従来は24Vでなければ対応していなかったトリガー入力信号、パラレル入力信号も

 5V~24Vの範囲で入力が可能なので電圧不足で昇圧を掛けるなんて工夫も必要ありません。」

 

G主任

「それも地味に助かる仕様変更だねー!カメラからの信号が5Vだから、

 各ステージごとに5Vを24Vに変換するのも、手間だったから嬉しいよ!」

 

Aくん

「現場の声を多分に取り入れて、かゆいところに手が届く電源になってますので、

 ぜひ実機でも試してみてください!」

 

G主任

「これなら検査ステージを増やしても、電源台数が減らせて、

 むしろ省スペースになるから 願ったり叶ったりだよ!

 早速組んでみて試してみることにするよ!」

 

Aくん

「御社の高速検査にも対応できるようPWM周波数500 kHzのモードにも

 簡単に切り替えられますので、

 ぜひ一度使ってみてください!」

 

G主任

「ありがとう! ん?B君、そのメモはなんだい?」

 

営業 Bくん

「G主任、僕もPD4-Aシリーズのレシピ機能に負けずとも劣らない、

 花粉症に最強に効く特製ドリンクのレシピを思いついちゃいましたよ!」

 

G主任

「花粉症に効く!? それもぜひ試したいねー。」

 

Aくん

「あ、G主任! そのレシピは味が制御できてないので危険ですよ!」

 

 


おわり

LED照明用デジタル電源PD4-Aシリーズ

特長

◆ 常時点灯、ON / OFFモード、ストロボモードに対応。
◆ 照明出力容量は30 W / 120 Wをご用意。
◆ チャネル数は30Wは2チャネル / 4チャネル、120Wは8チャネル、から選択が可能。
◆ 外部制御はイーサネットタイプ / パラレルタイプから選択が可能。
◆ トリガー入力信号、パラレル入力信号は、NPN / PNP両接続、5~24V入力に可能。
◆ 1,024段階の調光設定が可能
◆ PWM周波数500 kHzのモードに切替が可能
◆ 全タイプ自然空冷式で、設置性を向上。

※ PWM周波数500kHzのモードの場合は、256段階の調光設定になります。

多彩な照明制御機能

◆ シーケンス制御機能を搭載し任意のパターン点灯が可能。
◆ PLCのリンク機能に対応し、PLCとの連携が容易に。
◆ トリガー出力機能を搭載し、カメラと照明の同期を簡単に行うことが可能。
◆ レシピ設定機能で、照明設定のパラメータを最大8つまで保存可能。
◆ 専用アプリケーションソフトから稼働状況や動作ログなどの情報をリアルタイムにモニタリング。


本製品は、評価用のテスト機貸出のほか、シーシーエスのテスティングルームで、
ライティングコンサルタントにご相談いただきながらお試しいただくことが可能です。

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