4つの波長で切り拓く!蛍光観察の切り札照明

(2021年10月)

紫外照明を用いて蛍光観察をしようとした際に、

目ではよく見えているのに、カメラだと明るさが全然足りない。

紫外照明は暗くて、実ラインでは使えない。と思っていませんか?

蛍光観察は、紫外照明の反射光を捉えるのではなく、

蛍光する光を観察するため、光量が足りずに検査が困難なケースも多いです。

今回はそんな時の切り札として、満を持して登場した高出力照明をご紹介します。

登場人物

  • ライティングコンサルタント Aくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
  • 営業マン Bくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
  • K係長・・・シーシーエスの製品をよく使っていただいている金属加工部品メーカーのお得意様

今日は目では見えないような特徴を検査したいと、お客様がご来社される予定です。

営業 Bくん

「お~い!ここに置いていたドライバー知らないか?」

 

Aくん

「え?そのテーブルの上は何も触ってないぞ。

 どこか別の場所に置いて忘れてるんじゃないのか?」

 

営業 Bくん

「おかしいなぁ~。ハロウィンも近いことだし、

 おばけが持って行ったのかな?」

 

Aくん

「こらこら、都合よくおばけのせいにするな!」

 

K係長

「ごめんくださーい!!」

 

Aくん

「あ、ほら、お客様がいらっしゃったぞ! ドライバー探しはまた後だ!」

 

営業 Bくん

「K係長、ハッピーハロウィーン!! あ!間違った! いらっしゃいませ~!」

 

Aくん

「どういう間違い方だっ!」

 

K係長

「いやぁ、何だかわからないけど、相変わらず楽しそうだね!」

 

Aくん

「K係長、失礼いたしました。

 今日は目で見えないようなものをご覧になりたいとか?それって一体何なんですか?」

 

K係長

「実はね、この金属加工部品の穴があるでしょ?

 この穴底のフチに接着剤を塗布しているんだけど、

 透明なので塗布状態を検査するのがどうもうまくいかないんだ。」

 

Aくん

「ちょっと拝見していいですか?」

 

営業 Bくん

「え?これってちゃんと接着剤が塗られているんですよね?」

 

K係長

「間違いなく塗ってあるはずだよ。」

 

Aくん

「ちょうど塗られている部分が段差になっていて、

 影になるからか、目ではまったくわかりませんね。」

 

K係長

「そうなんだよね。上から照明当てて光らせようと

 頑張ったんだけど、どうやっても光ってくれなくて...。」

 

Aくん

「では一度こちらを試してみましょう!!」

 

K係長

「それは、もしや、紫外照明かな?」

 

Aくん

「そうです。よくご存じで。」

 

K係長

「それだったら、たぶん暗くて厳しいと思うよ。 

 いや、実はね、普通の照明ではまったく見える気がしないから、

 先日も紫外照明を借りて試したんだよ。」

 

Aくん

「うまくいきませんでしたか?」

 

K係長

「それが目で見ると、接着剤がわずかに光ったんだよ!

 それで、これはいけるのでは?と、カメラで見てみたら、全然その光が捉えられなくて...。」

 

Aくん

「ちょっと紫外照明で確認させていただきますね。

 紫外光は直視すると目にも良くないので、この保護メガネをどうぞ。」

 

ゴソゴソ、ゴソゴソ...

 

Aくん

「なるほど、やっぱりそうか!」

 

K係長

「何?何? 何かわかったの?」

 

Aくん

「この接着剤がどの波長で励起して蛍光を発するかを確認していたんですよ。」

 

K係長

「え?紫外照明って1種類の波長しかないと思ってたよ!」

 

Aくん

「従来の紫外照明は365ナノメートルという中心波長の光源がメインですが、

 新たに発売した照明は、UV3シリーズの365ナノメートル以外に、

 VL3シリーズの385/395/405ナノメートルの波長から選択できるんです。」

 

K係長

「波長を変えるだけで、そんなに変わるものなの?」

 

Aくん

「百聞は一見にしかずです。結果をご覧ください!」

 

K係長

「おおおお!こちらで試した紫外照明よりも断然明るく接着剤が光ってる!!」

 

Aくん

「カメラで観察してもこの通りです。

 今回はお試しいただいた365より波長の長い395ナノメートルを用いています。

 これに可視光だけを透過するフィルターも活用すると、もっとコントラストが向上します。」

 

K係長

「まさか、こんなに結果が変わるなんて!

 紫外光は暗くて使えないと思い込んでいたけど、これなら実ラインにも展開できるかも!」

 

Aくん

「対象物に適した波長を選択することがポイントですね。

 もし、お試しいただいて光量がまだ不足するようなら、

 このUV3/VL3シリーズはオーバードライブ発光にも対応していますので

 かなり使っていただけると思いますよ!」

 

K係長

「オーバードライブ発光って、カメラの同期を取ったり難しくないかな?」

 

Aくん

「ご安心を!今回のように実験室にお越し頂ければ、

 実際にカメラの同期を取って光らせるところもご覧いただけますし、

 やり方もわかりやすく解説いたします。」

 

K係長

「それはすごく助かるよ!

 あれ?ところでBくんはどこに行ったんだろう?」

 

営業 Bくん

「ギャー、助けてくれ~!!!

 ハロウィンムードを盛り上げようと、かぼちゃを被ったら抜けなくなったぁ~!!」

 

Aくん

「もう、頼むから、

 一生かぼちゃのままで、静かにしておいてくれぇーー!!」

 


おわり

紫外/紫照明「UV3/VL3シリーズ」のご紹介

さらに明るく!4種類の波長で用途拡大した高出力 紫外/紫LED照明!


オーバードライブでさらに明るく!


365/385/395/405nmの4波長で用途拡大!

本製品は、シーシーエスのテスティングルーム(実験室)で、
ライティングコンサルタントにご相談いただきながらお試しいただくことが可能です。
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