Φ0.5mmを狙い撃ちできるスナイパー照明！
（2021年3月）
見たい箇所がごく限られていて、そこだけを照射したい。
すぐ隣り合う箇所にはできるだけ光を照射したくない。
今回も、いつもの名コンビが、そんなお悩みにバシッとお答えいたします。
さあ、今回はどのように課題を解決していくのでしょうか？
登場人物
- ライティングコンサルタント Ａくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
- 営業マン Ｂくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
- Ｄ主任・・・金属部品加工メーカーで新しいシステムの開発を担当している若手の技術者
～麗らかな春の陽気に包まれて、
今日もAくんとBくんはお客様のご来社に備えて実験準備をしています。
営業 Ｂくん
「最近はめっきり暖かくなって、こういう天気のいい日は外に出たくなってくるなぁ。
ん？どうした？ボーッとして、目を潤ませたりなんかして！」
Ａくん
「この季節になると、いつもこうなんだ。」
営業 Ｂくん
「さては、恋の季節だな！ ウジウジしないで、ガツンと告白してこいっ！」
Ａくん
「違うわっ！ただの花粉症だよ！」
ピンポーン！！
Ｄ主任
「ごめんくださーい！」
Ａくん
「あ、ほら、お客様がお見えになったぞ！ グズッ…。
ちょっと鼻をかんで体勢整えるから、お出迎えを頼む！」
営業 Ｂくん
「もー、困ったやつだなぁ。Ｄ主任、ようこそ！いらっしゃいませ！！」
Ｄ主任
「Bさん、この前はどうも！ 今日もよろしくお願いします！」
営業 Ｂくん
「こちらこそ！で、早速ですが今日はどんなことがお困りで？」
Ｄ主任
「実は、当社でこのような部品を製造していて、この穴の中を検査したいのですが、
逆に穴の外周部のほうが強く光ってしまって、まったく検査できないんですよ。」
Ａくん
「結構、たくさん穴が開いていて、ベースの部材はかなり反射率が高い金属ですね。
これだと少しでも外周部に光が当たると検査は厳しくなってしまいますね。」
Ｄ主任
「そうなんですよね。
かといって、斜めから浅い角度で光を当てると、穴は影になるし、
貸出機を借りて色々試してみたんですが、もうお手上げで。」
営業 Ｂくん
「ふっふっふ、
わかっちゃいましたよ！ドーム照明をここにポンと置けば、一発解決です！」
Ｄ主任
「あ、ごめんなさい。近くに照明は置けないんですよ。アームが横切るので。」
営業 Ｂくん
「ぎゃふん！！」
Ａくん
「ということは、遠く離れたところから、ピンポイントで
この10mmにも満たない穴の中を狙わないといけないんですね。」
Ｄ主任
「そうなんですよ。やっぱりこの条件で検査は厳しいですかね…。」
Ａくん
「いや、あきらめるのはまだ早いですよ。この照明を試してみましょう！！」
Ｄ主任
「これは！よく目にするスポット照明ですか？？」
Ａくん
「はい。このスポット照明HLV3シリーズにあるものを取り付けると…。」
Ｄ主任
「おおお！すごい！！見事に穴の部分にだけ照射できている！！ これは一体？」
Ａくん
「はい。この集光レンズと光源絞りアダプターを、スポット照明に取り付けたんです。
この光源絞りアダプターを併用すれば、100mm離れた位置からでも、
最小でφ0.5mmまで集光させることができるので、
ピンポイントで観察したい部位だけを光らせることが出来るんですよ！」
Ｄ主任
「いやー、まさかこんな方法で穴の中を観察できるなんて思ってもみませんでした！」
Ａくん
「まあ、カメラに近い角度から照射しているとはいえ、斜め照射なので、
あまり深い穴には使えませんが
ピンポイントに特定の部位だけ明るく観察したいという時にはピッタリですよ！」
Ｄ主任
「それはいいですね！ちなみにこの光源の集光径は変えられるんですか？」
Ａくん
「はい。鏡筒長を変更することで、照射範囲を変えられる集光レンズもご用意しています！」
Ｄ主任
「すごい！距離を近付けたくても難しい場合が多々あるので、
この集光レンズで集光径を変えられれば、他にも色々使えそうです！！」
営業 Ｂくん
「よし！ここはひとつ、
私が身体を張ってこの集光レンズの凄さをお見せしましょう！」
Ａくん
「な、なんだ！？なんだ！？
おい！B、急に床に寝転んで、一体何を始めるつもりだ？？？」
営業 Ｂくん
「よし！今だ、A！
俺の鼻の穴をこのスポット照明と集光レンズで照らし出してみてくれ！！」
Ａくん
「そんな気持ち悪いもの、誰も見たくないわー！！」
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