超簡単設定!ストロボ発光活用術

(2019年9月)

高速に移動する物体を、ブレなく撮像して検査したい。

だけどカメラと照明の同期を取るのが難しくて導入することができない!

そんな悩みを抱えている方が多いようです。

 

カメラの取り込み信号と照明の発光タイミングが、ピタリと合わなければ

画像をうまく取り込むことができないとお考えのあなたに、

今回は驚くほどかんたん手軽に、ストロボ発光で画像を撮像できてしまう方法を

いつもの名(迷?)コンビがわかりやすくお伝えします。

登場人物

  • ライティングコンサルタント Aくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
  • 営業マン Bくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン
  • K主任・・・電子部品工場で画像処理の導入を検討する生産技術部門の担当者

営業 Bくん

「ふぁ、ふぁ、んぁ、ぶぁーーーーーーーくしょいっ!!!!!!」

 

Aくん

「うわぁ!こらっ!! いきなり至近距離でこっち向いてくしゃみしないでくれよっ!!

 訳の分からないゲル状物質が、いっぱい飛んできたじゃないか!!」

 

営業 Bくん

「すまん、すまん、手で覆う暇が無かったんだよ!」

 

Aくん

「勘弁してくれよ~! くしゃみって時速320kmあるらしいから、

 こんな近くで食らったら、どんなに瞬発力鍛えてても避けられないよ!」

 

営業 Bくん

「へぇ~!すっごいな!

 そんなに速かったら、シャッタースピード1万分の1でも俺の自慢のゲルは止められないな!」


K主任

「ごめんくださ~い。本日はよろしくお願いします。」

 

営業 Bくん

「あ、K主任、遠路はるばる、ようこそいらっしゃいました!」

 

Aくん

「道中、大丈夫でしたか?先ほどまですごい雷が鳴って、ビカビカ光ってましたが。。。」

 

K主任

「いやほんと、間一髪だったよ。電車降りた後、落雷で後続の電車がストップしちゃって

 もうちょっとで立ち往生するところだったよ!」

 

営業 Bくん

「雷はほんといつどこに落ちるかわからないから怖いですよね~。

 自分なんかは上司から落とされ過ぎて、すっかり慣れちゃいましたけどね!」

 

Aくん

「そこ、慣れたらダメなとこだろ!!ところでK主任、今日はどんなご相談で??」

 

K主任

「そうそう、今日は、この部品の品種を判別するのに画像処理を導入しようと検討してるんだけど、

 検査機を置ける場所が、思いっきり振動を拾うような所しかなくて困ってるんだ。」

 

・・・AくんBくんはK主任が撮影した現場ラインの動画を見せてもらいました。

 

営業 Bくん

「これ、めっちゃくちゃ振動してるじゃないですか!しかもワーク自体が超高速で移動しているし。。。」

 

K主任

「そうなんだよ。ブレを抑えようとするとカメラ側のシャッタースピードを数万分の一くらいに設定する

 必要があるんだけど、カメラの露光時間が短過ぎて、カメラと照明の同期が全然合わなくてねー。」

 

Aくん

「確かにこれだけの短い時間でカメラと照明の同期を取るには、かなりシビアな調整が必要でしょうね。」

 

営業 Bくん

「こういう問題は、よく相談いただくんだけど、ほんと何とかならないもんかなぁ~。」

 

Aくん

「実はね、こういう問題は、驚くほど簡単に解決できちゃうんですよ。」

 

K主任

「え!?そうなの? それだとめちゃ嬉しいんだけど。」

 

営業 Bくん

「おいおいおい、ほんとか!?それがホントなら誰も苦労してないぞ!」

 

Aくん

「もちろん、本当だよ。この問題を解決するとっておきの方法、それは・・・。」

 

営業 BくんK主任

「それは???」

 

Aくん

「同期をとらなければいいだけさ。」

 

営業 Bくん

「こら!A!! お客様をからかうような発言は許さないぞ!!」

 

Aくん

「別に1ミリもからかってなんかないよ。

 照明とカメラの同期を取らなくたって、高速で移動する物体を静止させることはできる。」

 

K主任

「照明をずっとつけっぱなしにしておくっていうこと???」

 

Aくん

「確かにその方法で数万分の1のシャッタースピードで撮影しても物体はブレずに済みますが

 今度は圧倒的に光量が不足して、撮像した画像は真っ暗になります。」

 

営業 Bくん

「じゃあ、やっぱり出来ないんじゃないか!」

 

Aくん

「だから、その逆をやるんだよ。」

 

K主任

「逆???ますますわからなくなってきた!」

 

Aくん

「照明は一瞬だけ光らせる。その代わり、カメラの露光時間をうんと長く取るんですよ。」

 

K主任

「その場合はブレブレ画像にならないの?」

 

Aくん

「ご心配にはおよびません。照明の発光時間が短ければ、その瞬間しか物体はカメラに写りませんから。

 ワークがブレることはありません。」

 

営業 Bくん

「そうか、確かにその方法だったら、同期とか気にしないでブレない画像が撮れるな!

 でも、その方法だと発光時間が短い分、やっぱり光量が足りなくなるんじゃないか??」

 

Aくん

「実はそうなんだ。だから今まではなかなかご紹介出来るケースは少なかったんだけど、

 今回はその問題を見事に解決する製品が誕生したんだ!ほら、これがその製品だよ!!」

 

営業 BくんK主任

「こ、これはっ!!!???」

 

Aくん

「そう、この製品の名はPFBR XFシリーズ!!

 キセノンランプの置き換えが図れるくらいの圧倒的な光量を

 最短で1μsという応答速度で照射できるストロボ点灯光源ユニットです。」

 

営業 Bくん

「そうか、それがあったか!!」

 

K主任

「1μsって、カメラで設定できる露光時間の限界をはるかに超えてる!! 

 ただ、ここまで強烈な光だと、専用のファイバーが必要になるんじゃないの?」

 

Aくん

「それも、ご心配にはおよびません。

 間欠点灯専用の製品ですので、ファイバーにダメージを与えませんし、

 今お使いの多成分ガラスファイバーでも十分に性能を発揮できますよ。」

 

K主任

「至れり尽くせりな製品だね!!あれ?ところでBくんは??」

 

Aくん

「あ、いた! おい、PFBR XFシリーズを前に何をやってるんだ??。」

 

営業 Bくん

「ふぇっくしょん!!ふぇっくしょーい!!!

 この仕組みなら俺の超高速ゲルも止められるか実験してるんだ。」

 

Aくん

「うわぁ!やめろぉーーー!!

 お前の汚いゲルで新製品をベタベタにしないでくれぇーーーーーー!!!!!」

 


おわり

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