AI導入、ここが肝(キモ)!

(2018年10月)

前回、AIによる検査をテーマに取り上げてみたところ、大変な反響をいただきましたので、

今回も引き続き、AIを扱ううえで外せないポイントについて、お伝えしたいと思います。

入口の肝の部分をしっかりと押さえて、AIの導入を成功に導きましょう!

登場人物

  • ライティングコンサルタント Aくん・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く、期待のコンサルタント
  • 営業マン Bくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のシーシーエスのムードメーカー的営業マン

~社内で血相を変えてあわただしく走り回っているBくん。フロアを見渡すと、バタバタと倒れ込む営業マンの群れ。

   一体これは何が起こったのでしょう??まさか、事件では!?~

営業 Bくん

「これはエラいことになったぞー!!!」

 

Aくん

「久々に出張から帰ってきて出社したら、社内が戦場のようになってるじゃないか!

 なんだ!?いったい何があったんだ???」

営業 Bくん

「おお!ちょうどいいところにやってきた。

 あ!危ないぞ!そんなところに突っ立っていたら、流れ弾に当たってしまうよ!!」

 

Aくん

「いや、だから、なんなんだ? 社内でサバイバルゲームでも始まったのか?」

 

営業 Bくん

「いや~、まいったよ。今日は朝からAIの問合せが殺到してて、電話が鳴りやまないんだ!!

 俺も100件以上対応したけど、まだまだ残ってる!」

 

Aくん

「それはよっぽどだな! AI案件が活況で何よりじゃないか。」

 

営業 Bくん

「それがそうも言ってられないぞ!

 お客さんも、AIで評価する際に、何をどこまで準備すればいいかわかってなくて、

 俺らも正直、どういう形で対応すればイイのか、流れ弾に当たって倒れる者が後を絶たないんだ。」

 

Aくん

「お前は流れ弾に当たっても大丈夫だろうけど、確かに他の社員はそうも言ってられないな。」

 

営業 Bくん

「なあ、AIで検証に入る前に、お客様に何かガイドラインになりそうなアナウンスできないかな?」

 

Aくん

「よし。それじゃあ、AI準備編として、ポイントを伝えるよ。」

 

営業 Bくん

「待ってました!みんなそれを知りたがっているんだ!」

 

Aくん

「まずはAIが得意とすることをおさらいすると、ひとつは、ベースとなる背景部分が不定形で

 状態が定まらない場合だ。前回一緒に見た茶葉の異物混入などはそのパターンだな。

 葉物野菜の検査なんかもそれに当たる。」

 

営業 Bくん

「確かに、前回の茶葉は、背景がランダムだし画像処理では厳しそうだったよな!」

 

Aくん

「背景が不定形で安定しないもの。これが来たときは、AIの出番かもしれない。

 ただその場合はOKサンプル、NGサンプルを共に数十個は用意してほしい。

 それなりの数の教示データを用意しないと、AIも何がOKで何がNGか判断できないからね。」

 

営業Bくん

「なるほど、他にもAIに適しているパターンは?」

 

Aくん

「今度は対象物が規格品で形状が安定しているものの場合について考えてみよう。」

 

営業 Bくん

「それだったら、AIを使わない従来の画像処理でもいけそうだけど?」

 

Aくん

「通常の検査項目が数種類程度ならいいけれど、数十種類となると、その項目設定だけでも大変だよね。」

 

営業 Bくん

「確かに、たまにそういうすごい検査項目数のテーマを相談いただくことあるけど、

 画像処理でやるにも思いっきり骨の折れる作業になりそうだな。。。」

 

Aくん

「それでもまだ項目が固まっていればいいけど、それさえも不定で、どういう欠陥が来るかわからない。

 そんな話になると、検出対象が明確に規定できないし、AIが適しているとも言えるね。

 この場合、対象物の状態が安定していれば、NGを大量に用意できなくても出来る可能性はある。」

 

営業 Bくん

「要するに、雲をつかむような話のときは、AIって可能性もある訳だな!」

 

Aくん

「すごくざっくり言うとそうなるね。

 画像処理ではライティングを駆使して照明条件を最適化すればゴールにたどり着けたけど、

 それが出来ないような、不確定な要素がある場合に、AIが威力を発揮するんだ。」

営業 Bくん

「それは、まさに俺の営業スタイルと同じだな!」

 

Aくん

「お前の営業スタイルに、AIとの共通点なんかあったか?」

 

営業 Bくん

「理論で納得いただくスマートな営業スタイルではなく、

 たとえ雲をつかむような話でも、とりあえず飛び込んでみて、お客さんと一緒に悩みながら

 答えを見つけ出す。それが俺の営業スタイルだ。そのはずだ!ちがうかな。」

 

Aくん

「カッコよく言ってるけど、ようするに泥臭い昔ながらの飛び込み営業スタイルね。。。

 AIほどスマートじゃないけど、まあ、それがお前の持ち味にもなってるのは確かだなー」

 

営業 Bくん

「そこまでべた褒めされると、ますます調子に乗っちゃうぞ!!」

 

Aくん

「いや、そんなに褒めてないぞ。。。

 それはともかく、AIも日々どんどん進化している訳だから、

 CCSもそのアルゴリズムの進化にしっかりついていけるよう、頑張っている訳だ。」

 

営業 Bくん

「ありがとう。AIについて、これで完璧になったから、俺は戦場に戻るとするよ!!」

 

Aくん

「完璧じゃないけど。。まぁ、GOOD LUCK!! 幸運を祈ってるよっ!!」

 

 

営業 Bくん

「うわぁ、ギャーっ!!やっぱりAI、手強すぎるっーーーーーー!!!!!」

 

Aくん

「うわ、あっさりと撃沈してるーーーー!!!!」


おわり

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