2024-03-26

植物育成の補光に重要なものと、新しい試み

2月の「第45回 施設園芸総合セミナー・機器資材展」では
たくさんのお客様にブースにお越しいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。

施設園芸関連のセミナーがメインでしたので、
補光を中心に温室向けの提案をさせていただきましたが、
以前と比べると、補光に関心を持たれる方はとても増えました。

特に、冬季の収量が40%増加の国内事例のある
トマトを栽培されている方からの注目が高いのですが、
ご紹介する際は
「照明を導入するだけですぐに収量が大幅に増加する魔法の照明ではありません」
とお伝えしています。

補光をすると、植物が光合成に利用できる光が増えるので
それだけで何かしら効果があると思われるかもしれませんが
補光した光を効率的かつ効果を十分に引き出すためには、
潅水も含めた環境設定や、栽培管理方法の変更、
地域や作物に合わせた点灯時間の設定や補光時のアドバイスもなども重要で、
照明を設置して終わりではないと、考えています。

インターライティング
インターライティング

また、4~5年前までは、樹間に光を直接照射する
インターライティング」と呼ばれる照明を使った
トマトの樹間補光についてのお問合せが多かったのですが、
最近は、トマト以外の作物でも検討される方が増えてきました。

これは補光向け照明の機種が増え、発光効率が向上したことで、
提案できる作物の幅が広がったこともありますが、
冬場の補光が、生産性を上げる一つの手段として
広く認知された結果でもあるのかなとも考えています。

弊社でこれまでお手伝いさせていただいた補光栽培は、
トマト以外では、苗や葉物野菜、花き、イチゴ等が主ですが、
昨年、ブドウの生産者様に補光照明を導入いただきました!

ブドウ生育促進のための補光の様子
ブドウ生育促進のための補光の様子

こちらの写真は、合同会社岡木農園様での補光の様子です。
導入開始から約1か月後ですが、すでに生育促進を実感いただいていると伺っています。

補光事例のある作物でも、それ以外の作物でも、
補光照明を試したい方は、是非、お問合せください。
補光のエキスパートが、お客さまの環境に適した補光照明をご提案します。

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