2024-11-28

イチゴと先入観

シーシーエス株式会社の中川です。
9月のコラムでもご紹介しましたが、10月30日と31日に札幌で開催された
「施設園芸新技術セミナー・機器資材展in北海道」に出展いたしました。

今回は、温室の補光を中心に展示を行い、多くの方にブースにお越しいただきました。
改めてお礼申し上げます。
お客様の中には、補光をご存じない方もおられました。
これからも、補光の有用性を知っていただくための活動を続けてまいります。

温室の補光についての展示

今回の展示会はセミナーも行われており、北海道のイチゴ生産者の講演もございました。
発表資料を拝見したところ、冬イチゴと夏イチゴの両方の栽培をされており、
温度管理や病気対策など様々な栽培環境の内容に加えて、
イチゴの生産管理や出荷に関する記載もございました。

中でも興味深かったのは、規格外品のイチゴの販売に関する内容です。
品種にもよりますが、夏は規格外品となるサイズのイチゴができやすいこともあり、
廃棄ロスに繋がります。

イチゴ

割合として低くても、発表者の栽培面積はとても広く、その量は相当になります。
出荷量を活かした販売戦略もあると思いますが、
これを販売に繋げることは、収益面で大きな貢献となるため、
「食品廃棄ロス削減」の観点でも面白い試みと感じました。

また、同時に自分が
「規格外品のサイズ」=「売れない」=「廃棄」という先入観を持っていたことに
気づかされて、学ぶ機会になりました。

弊社の人工光環境下でのイチゴ栽培試験結果では、
サイズ的に規格外品になる割合はとても低かったのですが、
これを0%まで下げることは難しいと思います。
お客様が、どういった用途でイチゴを使いたいのかで、
求められる質やサイズなども変わってくるかもしれません。
そのため、規格外品になるサイズのイチゴも、廃棄するのではなく、
活用できる用途を考える必要があると感じました。

今回の北海道訪問の際に、寒さ対策で薄手のコートを持っていったのですが、
ほとんど出番がなく、ただの荷物となってしまいました。
「10月末の北海道」=「寒い」=「コートが必要」 と、こちらも先入観を持っていて、事前の下調べを怠った結果です。
普段から、先入観に気を付けなければいけない!と、(2度目の)学ぶ機会になりました。

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