2024-04-24

イチゴの苗づくりにも有効な照明

シーシーエス株式会社の中川です。
今年は平年より早いと予想された桜の開花ですが、やや遅れた結果となりました。
3月の強い寒の戻りによる花芽発達の遅れに加え、
暖冬による花芽分化の遅れの影響もあるようで、
これも気候変動の1つかも、と気になる春となりました。

春になるとイチゴの促成栽培では、今作の終了が近づき、
次の作付けに向けて色々と考えを巡らせている方もおられると思います。
またランナー取りの準備が進められる時期でもあります。

イチゴの苗づくり

採苗後は、温室内での育苗が行われることが多いため、
やはり日照変動の影響を受けやすいです。
苗半作、あるいは苗八作と話される方もいますが、
良質な苗づくりは、収穫量にも繋がるとても重要な工程です。
長い時間をかけて準備する大切な苗でもありますので、
少しでも良い苗を作るために、対策をとっている方も多いと思います。

トップライティング
トップライティング

過剰な光(赤外線)の対策として遮光カーテン等が使われていますが、
曇天時の日照不足対策はどうでしょうか。
トップライティングと呼ばれる照明は、光の出力が高く、
日照不足時の苗づくりには、とても有効な光源となります。
また苗作りだけではなく、定植後も補光用照明として利用可能です。
イチゴは、補光による収量増の効果が確認できていますので、
一作で利用できる期間が長く、お勧めです。

トップライティングの使用事例(株式会社プラントフォーム様ご提供)
トップライティングの使用事例(株式会社プラントフォーム様ご提供)

一方、環境設定ができる人工光型植物工場でのイチゴ苗づくりはどうでしょうか。
当社では、無菌状態のメリクロン苗を使用するため、ランナー取りの作業はございません。
またメリクロン苗は、サイズが揃っているため、バラつきが少ない苗づくりが可能です。
このメリクロン苗からの苗づくりには、品種に適した環境設定が重要です。
環境設定の他にも苗づくりに適した資材を使用し、温湿度、光や養液など
生育段階に合わせた設定を行い、良質な苗づくりを行います。
その結果、定植後の生育もよく、一番果から安定的な収穫が可能です。

私たちが提案する人工光型イチゴ栽培は水耕栽培のため、
固形培地と異なる点で栽培技術が必要となりますが、
これらも含めて、お客様をサポートします。

イチゴの促成栽培で光環境の改善をご要望される方、
または、人工光型植物工場でのイチゴ水耕栽培にご関心をお持ちの方は、
是非、お問合せください。

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