トピックス

2013.04.19

WEB連載『光と色の話』第20回光環

 WEB連載『光と色の話』第20回光環が掲載されました!

 前回は光の屈折による発色現象として虹のお話をしました。
 今回は、虹と一見よく似てはいますが、虹とは全く発生原理の異なる、
 「光環(こうかん)≪※1≫」 と呼ばれる現象についてお話します。

 太陽や月の周りにうっすらと一見虹によく似たぼやけた環が見えることがあります。
 薄い雲や霧がかかった時に見られることが多いのですが、
 これは光環と呼ばれる気象現象です。

 また、夜にほろ酔い加減で帰宅途中に公園などにさしかかると、
 公園の照明光源の周りに虹のような環が見えることがあります。
 酔っ払っているせいで見える訳ではありません。これも光環です。

 光環の色の現れ方は、円形の最も外側の赤から最も内側の紫へと連続的に変化しています。
 虹は光の屈折現象によって発生しますが、光環は、光の回折現象によって発生します。

(本文より一部抜粋)


第20回 『光環』はこちらから

<「光の話」バックナンバー> <「色の話」バックナンバー>
第1回「明るさ」とは何か? 第11回 『色』って何だろう?(その1)
第2回「光」は「電磁波」の一種 第12回 『色』って何だろう?(その2)
第3回「可視域」とは? 第13回 草や木の葉はなぜ緑色なの?
第4回放射量と測光量(その1) 第14回 「色」に対する「視覚」特性の要素(その1)
第5回「放射量と測光量(その2) 第15回 「色」に対する「視覚」特性の要素(その2)
第6回「放射量と測光量(その3) 第16回 混色(その1)
第7回「放射量と測光量(その4) 第17回 混色(その2)
第8回 照度の性質 第18回 混色(その3)
第9回 輝度の性質 第19回 虹の色
第10回 反射面における照度と輝度の関係  
"