全国各地の美術館・博物館に導入いただいております
京都国立近代美術館は、日本の近代美術史全体に配慮しながら、西日本の美術を中心に日本画、洋画などを収集されています。
2016年、展示ケース用照明を、それまでの蛍光灯からLEDへの置換え
を進め、シーシーエスの展示ケース用照明「ラインベース照明」を採用
されました。
「ラインベース照明」は、シーシーエスオリジナルの“自然光LED”を光源としております。演色性の高さに加えて、均斉度が非常に高く、明るさにムラのない滑らかな光で展示ケース内を均一に照射する性能が評価され、今回採用いただく事となりました。
加えて、LED照明の明るさの調光操作および、色温度を調整する調色操作をタブレット端末から無線で制御※することができるため、光の加減を確かめながら作品の近くで操作することを可能にしています。
※特注での対応となります。
建築設計(改修設計) | 株式会社プランツアソシエイツ |
設備設計 | 株式会社森村設計 |
照明コンサルティング | 飯塚千恵里照明設計事務所 |
施工 | 住友電設株式会社 |
京都国立近代美術館 学芸員の方からのコメント
一言でLED照明と言っても、製品によって光の質に大きな違いがあり、展示品の見え方への影響はまったく異なります。シーシーエスの照明は演色性が非常に高く、明るさや配光にもムラがないため、水墨画の淡い色合いや日本画の繊細な雰囲気もすっきりと美しく再現しています。また、以前の蛍光灯では色温度の調整が難しく自然な光とは言えなかったのですが、シーシーエスの照明は、絵画に限らず織物、着物、陶器などといった作品に応じた色温度の調色が簡単にできるため、大変使いやすいと感じています。